太陽はどの方角から昇るか?


公転速度

地球は1年かけて太陽の周りをまわる。
これを「公転」という。

地球から太陽までの距離は約1億5000万キロメートル。
国立天文台によれば、より正確な地球と太陽の平均距離は、1億4,959万7,870.7kmということらしい。
この距離を「天文単位(Astronomical unit=AU)」と言い、太陽系での距離を表す基準となっている。
まぁ、ここでは1億5000万キロメートルとしておきましょう。

では、公転軌道は何キロメートルとなるのか?
1億5000万キロメートルが公転軌道の半径となるわけなので、直径は3億キロメートルとなる。

単純に、3億キロメートル×円周率(3.14)とすれば・・・
約9.42億キロメートルとなる。

9.42億キロメートルを1年で回るということは・・・
942000000÷365(日)÷24(時間)≒10万8000キロメートル。
秒速にすると約30キロメートル。
地球は太陽の周りを超高速で回っているのである。

自転速度

地球は1日かけて1回転する。
これを「自転」という。

地球の大きさはと言うと
赤道で測ると40075.017 km(赤道周長)。
約4万キロメートル。

ところで、なぜ地球1周が4万キロメートルなのか?
「いろんな測定方法で測ったら4万キロメートルだった!当然のことではないか!何を言っているんだ!?」
そんな回答が聞こえてきそうだ。
まぁ、そりゃそうだ。

だがしかし、その通りなのだが、その通りではない。

詳細は割愛するが、要するに
「地球1周を4万キロメートルとしよう!」
ということで極点(北極点または南極点)から赤道までの距離の1千万分の1を「1メートル」、つまり地球1周を4万キロメートルと定めたのである。

なぜメートルを定めたのかと言うと・・・
昔々、エジプトでは長さの単位を「キュビット」といって、当時の王様の肘から中指までの長さがその単位であった。
ところが王様が亡くなって次の王様になった時に長さの単位が変わってしまう。
これは困った。
では、永遠に変わらない物を長さの単位の基準にしよう、ということで、地球の大きさをその基準としたのである。

で、極点から赤道までの距離の1千万分の1を1メートルと定め、その「1メートル」を基準としてあらためて地球を測りなおしたところ、40075.017kmだったというわけである。
まぁ、そんなこんなで地球1周は4万キロメートルなのである。

その4万キロメートルを地球は1日かけて1周する。
その速度はいかなるものか?
40000キロメートル÷24(時間)≒時速1660キロメートル。
時速1660キロメートル、秒速にすると460メートルというものすごい速度で回転している。

目が回らないのが不思議である。

太陽が昇る方角

自転によって、毎日毎日、朝になって東から太陽が昇り、夜になって太陽は西に沈む。
公転によって、毎年毎年、春になり、夏となり、秋となって、冬がきて、そしてまた春がやってくる。
こうして、地球が誕生してから今まで数十億年間、一瞬も止まることなく自転と公転を繰り返している。

ところで、毎日毎朝、太陽は東から昇るが、もしある日突然地球が逆回転したら、太陽はどの方角から昇るか?

この質問を何人かにぶつけてみたところ、全員が「西から昇るに決まっている!何を言っているんだ!?」と、訝しげな顔をされた。
常識で考えれば、東の逆ならば西だから、その通りだ。

だがそれは「不正解」だ!

なぜなら、太陽は東から昇るのではない、太陽が昇る方角を「東」と言うのである。
つまり、太陽がどこから昇ろうとも、その昇った方角こそが「東」になるのである。

update 2025.5.17
since 2025.5.17

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