宇宙の広さ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地球の赤道面の直径は… 12,756.274 km。 これを1億分の1に縮小すると… 12.756274cm。 となる。 つまり、一般的なCDの直径くらいになる。 エベレストの高さは… 8848m。 これを1億分の1に縮小すると… 0.08848mm となる。 つまり、地球を直径約12センチのCDくらいに縮小したとき、エベレスト山の高さは0.09mmとなる。 砂粒よりも小さい。 地球のもっとも深い海は「マリアナ海溝」と言われており、その深さは10,911mとされている。 これを1億分の1に縮小すると約0.11mm。 芯の直径が0.5mmの一般的なシャーペンを使って直径12センチの円を描くとする。 すると、0.5mmの線の幅は50kmに相当する。 1億分の1に縮小すると、地球上の最も高い部分からもっとも深い海まで約0.2mm。 シャーペンの芯の幅の半分にも満たないのである。 地球から月までの距離は38,000km。 月の直径は3,474.3km。 これを1億分の1に縮小すると、3.8m先で回っている3.4cmの球体ということになる。 ちなみに、直径3.4cmというと、ちょっとわかりにくいかもしれないが、牛乳瓶のふたくらいの大きさである。 地球から太陽までの距離は約1.5億km。 太陽の直径は約140万キロメートル。 1億分の1に縮小すると、1.5km先にある直径14mの球体ということになる。 この太陽系は太陽を中心として惑星が公転しているので、太陽からの距離を1億分の1に縮小して見てみる。
天文単位は、惑星など太陽系内の天体間の距離を表すために広く用いられている。 火星と木星の間にある小惑星帯は、かつては惑星だった可能性がある。 惑星が何かの原因で爆発し、粉々になった破片が今の小惑星となっているのではないかと考えられている。 今度は太陽系を飛び出して隣の恒星を見てみよう。 ちなみに「恒星」とは、自らが光と熱を出す星のことである。 太陽から最も近い恒星は、プロキシマ・ケンタウリ(Poxima Centauri)という星で、距離は約4.22光年。 「プロキシマ」とは、「最も近い」という意味であり、太陽系に最も近い恒星として知られる。 1光年とは、光が1年かかって進む距離のこと。 光の速度は、秒速約30万km。1秒で地球7周半するスピードである。 月までは約1.3秒で到着する。 太陽までは約8分13秒。 上記のプロキシマ・ケンタウリまで、光の速さで約4.22年かかる。 光が1年かけて進む距離は、約30万km×60秒×60分×24時間×365日で、約9.5兆km。 実感が湧かない…。 太陽からもっとも近くにある恒星・プロキシマ・ケンタウリまでの距離は、約9.5兆km×約4.22年で、約40兆km。 これを1億分の1に縮小すると、約40万km。 地球1周が約4万kmだから、10周分。 太陽の大きさを直径約14mの球体としたとき、地球までは1.5km。 太陽からもっとも近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまでは400,000km。 プロキシマ・ケンタウリの直径は太陽の約7分の1なので、いまここに直径14mの太陽があったとしたら、地球10周分先にある直径約2mの球体がプロキシマ・ケンタウリだということになる。 太陽のお隣さんの恒星が月より向こうに存在する。 回覧板を届けるのにロケットを使わないといけない。 夜空を見上げて、そこにある星々は、すべて我々の銀河系に属する恒星である。 銀河系とは、星の大集団であり、様々な形をしているものがあるが、台風のような形でよく知られている。 【銀河系のイメージ】 この銀河には、約2,000億から4,000億の恒星で成り立っていて、直径は約10万光年と考えられている。 1光年で約9.5兆kmだから、10万光年ということは9.5兆kmの10万倍=95京kmということである。 よくわからなくなってきた…。 ちなみに、日本の借金は国と地方を合計して、平成22年度末時点で868兆円である。 数字だけを使って表わすと 868,000,000,000,000円である。 これもよくわからない天文学的数字である。 銀河の端から端まで、光の速さで10万年かかる距離である。 この銀河系の中心にはブラックホールがあると考えられている。 我々の銀河系のお隣の銀河はどこかというと、名前はどこかで聞いたことがあると思われるが、「アンドロメダ銀河」である。 このアンドロメダ銀河までは約250万光年。 光の速さで250万年かかる。 この銀河もまた、さらに大きな集団の一部である。 この銀河が50〜1,000個の銀河から成り立っている集団を「銀河団」という。 この銀河団よりも規模が小さく、50個程度の銀河で構成されている集団を「銀河群」という。 この光の一つ一つが「銀河」である。 この銀河団や銀河群も、さらに大きな集団の一部である。 この上層の集団を「超銀河団」という。 銀河団や銀河群が集まり、1億光年以上の大規模な構造で成り立っており、泡状に存在していると考えられている。 この「超銀河団」もまた、宇宙の一部にすぎないのである。 んん…この泡状、、、何かと同じ姿に見えるぞ!? そうか!細胞とよく似ている! 銀河が存在する部分が細胞膜だとしたら、空洞(ボイド)となっている部分は何もないようだけど、もしかしたらDNAやミトコンドリアといった細胞内小器官のような何かが存在しているのではなかろうか? よく「宇宙は大きな生命体であって、我々はその生命体の一部なのではないか」などといった意見を散見する。 しかし私は真っ向からその意見を否定するわけではないが、少し違った視点から見ている。 宇宙という大きな一大生命体というのは、実は自分自身ではないかと考えている。 脳細胞のイメージ図 |
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