カリブ海のインディオ絶滅
コロンブスがアメリカに到達したのち、白人(スペイン人)はまず西インド諸島にやってきて、エスパニョーラ島(現在ハイチ島)のインディオ(原住民)に対して皆殺し作戦を行なった。

女、子供も逃がさず、強姦して殺戮した。

1496年までに、この島は完全に白人に制圧された。

同様な襲撃は、キューバやカリブ海の他の島々に対しても行なわれた。

征服者達は国王とキリスト教の名においてやってきたのだ。

教会は、しばしば侵略者の手先として、進んで新しい土地の略奪に参加した。

司祭は兵士と一緒に先住民の部落に現れ、キリスト教を受け入れろと命令した。
それを受け入れないと兵士に殺されたのだ。

殺されなかった先住民は家を追われ、鉱山労働者、農奴、荷役動物になることを強制された。

カリブ海で白人は身の毛もよだつ残虐行為を行なった。
インディオの母親から乳飲み児を奪い、連れていた腹を空かせた犬に投げ与えたり、インディオの子供の足をつかんで岩に投げつけたり等と、目を覆う非道の限りを尽くした。

白人はインディオの女と寝るのを習慣としていた。
女が既婚であろうと未婚であろうと関係なかった。

1540年までにカリブ海のインディオは事実上絶滅させられたのである。
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