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目先のことにとらわれて物事の道理をわきまえない
「人は地位・名誉・財産・権力を欲するために生きており、そしてそれらを手に入れたときに人は『幸福』を感じる」となどと哲学者じみたことを言う人がいる。

「キング・オブ・ポップ」といわれたマイケル・ジャクソン氏が亡くなってからもうどれくらいになるであろうか。
彼は我々凡人には計り知れない想像を絶する苦労と努力をしていただろう。
そして彼はついに地位も名誉も財産も手に入れた。

しかし死んでしまえば、本人はそれまで苦労して手に入れたものを、全て失うこととなる。
彼自身は本当に幸せだったのだろうか?
それはわからない。

地位・名誉・財産・権力を持っていればいるほど、魅力はある。
魅力とは「人を引き付ける力」である。

魅力があるから地位・名誉・財産・権力が引き付けられてくるのであろう。

だが、それらを失ったときの衝撃は大きく、またその人に対する魅力がなくなる。
1段目の階段から転げ落ちるよりも、10段目の階段から転げ落ちる方がその衝撃が大きいのと同じである。

要は、地位・名誉・財産・権力に魅力があって、その人に魅力があるわけではなかったということである。

新宮市民の「地震が起こったら起こったで仕方がない」、そして「死んだら死んだでしょうがない」との「諦め」によって手に入れるものは、「虚しさ」だけである。

まさに「砂上の楼閣」を一生懸命に精一杯に築いている。

精一杯に築いた「砂上の楼閣」が、超巨大地震と大津波でキレイさっぱり粉々に崩れ去ってしまうことは誰の目にも明らかである。

結局突き詰めれば「今さえよければいい」というわけである。

これが新宮が発展しない大きな要因の一つである。
このままだと確実に新宮は破綻する。

「新宮が破綻する確率=超巨大地震が起こる確率」つまり、超巨大地震が発生した瞬間、新宮は破たんする。
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