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お金の「価値」
ちなみに、なぜ「お金」に価値があるのか?

お金なんてただの紙切れであり、または金属のかたまりでしかない。
それなのになぜ人は必死にお金を稼ごうとしているのか?
お金のために命を捨ててしまうという本末転倒な人もいるくらいである。
「健康のためなら死んでもいい」といっているようなものである。

それは「お金」はいろんなものに姿形を変えることができるからである。

ある時は食糧に、ある時は飲み物に、またある時は移動のためのエネルギーになったりと、使う人によってその人の思いのままにその姿を自在に変化させることができるからである。

しかし、砂漠の真ん中で、そして誰一人として周りにいない状況で、山ほどの札束に何の価値があるだろうか?
札束では乾いたのどを潤すことができない。
突き詰めれば「お金」なんてそんなものでしかない。

しかしながら今のこのご時勢、お金がないと生きていけなくなってしまったようである。
お金を支配する者によって、民衆はお金に支配されてしまっているようである。

そして、どうも新宮市民はその「単なる紙切れ」が大好きなようである。

お金とは「水」によく似ている。
水がなければ人は生きていけない。
ただ、そのまま放っておけばボウフラが湧いて腐ってくるし、大量の水で溺れて命を落とすこともある。

またお金とは「火」のようでもある。
火を自由に扱うことができるようになってから文明は発展した。
しかし使い方を誤れば火傷するし命を落とすこともある。

お金をどのように使うかによって、その人の本質が見えてくる。
包丁のようでもある。
おいしい料理を作ることもできれば、人を傷つけることもできる。

誤解してはいけないことは、お金儲けが悪いと言っているわけではないということである。
今の世の中は、どうしてもお金が必要だからである。
悪いことは、お金儲けのこと「だけ」しか考えないことである。
他者を蹴落としてまでお金儲けに走り、己の欲求「のみ」を追求することである。
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