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偶像
今、巷にはいろんな男性・女性アイドルグループがいるようである。
勉強不足で申し訳ないが、私自身はあまり詳しくない。

全国のファンから投票してもらって、順位を決めるグループもあるらしい。
テレビに出てくるアイドル達はみんな綺麗で歌が上手でダンスもできる。
年齢も中学生や高校生、はたまた小学生の子もいるらしい。
ファンにとっては手に届かない憧れの的である。

しかししかし、である。
年端もいかない「アイドル」が、自分自身の力だけで全国にファンを作ってきたわけではない。
それを作ってきたのは周りの「大人たち」である。
メイクをする人、宣伝する人、カメラマン、そのカメラマンが撮った写真を上手に加工する人、その他数え切れない人々がそのアイドルの周りにいるのである。

なぜ多くの「大人たち」が、年端もいかない「アイドル」を売り込むのか?
お肉屋さんが商品であるお肉を売り込むように、彼らが「商品」だからである。

「アイドル」という「商品」を買ってくれる「ファン」という消費者がいて、周りの大人たちは儲けているのである。
工場で作られる商品と何も変わらない。
社長はじめ、技術者から営業マン、はたまたパートや派遣の従業員は、みんなその工場で作られる商品による利益で賄われているのである。
そして売れなくなれば製造中止である。

そのアイドル。語源は「偶像」である。

ここで私が何を言いたいのかというと、新宮にある神社仏閣もこれすべて「アイドル」であるということである。
神社仏閣というアイドルに「世界遺産」という「箔」をぶら下げて、大きく偉く見せて売り込む。
そこにあるのは、唯一つ。
「金儲け」だけである。

そこには微塵も「信仰心」はない。
あるのは「信仰心のふり」である。

その証拠は2月6日の火祭りの翌2月7日早朝の町中を見れば一目瞭然である。
これが実態である。
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