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思い込みの怖さ
「思い込み」効果というのがある。
「プラシーボ効果(プラセボ効果)」とも言われている。
まったく薬効成分の入ってない、単なる砂糖を固めたラムネを「この薬を飲めば病気が改善されますよ!」といって飲ませたところ、何らかの症状が改善されたなどと言う実例がある。
あるいは、大けがをした患者に「大した事はない」と言い続けて命を取り留めることができたという例もある。

これらの実例は「良い」例である。

しかし「思い込み」を、一つ使い方を間違えると、とんでもなく恐ろしい結果を招く。

無い物を有ると思い込み、有る物を無いと思い込む。
ひと昔の話だが、ヒーローもののテレビの影響で、幼い子供がマントを付けて団地の窓から飛ぼうとして転落して亡くなってしまったという何とも痛ましい事故があった。
世界遺産となっている神社仏閣に「利益がある」と思い込むことと、「マントがあるから飛べるんだ」と思い込むことは全同である。
有る物は有る、無い物は無い、というのは思い込みではない。
新宮市民はみんなマントを付けているようである。
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