日本という国
徐福は中国大陸にあった「秦」という国から来た。 秦というのは、紀元前221年に始皇帝が建立した大帝国である。 その当時日本は、まだ農耕技術も無く、縄目模様の土器で湯を沸かし、石器を使って獲物を追い掛け回していた、いわゆる縄文時代であった（と言われているが、最近、縄文時代はかなりの文明があったとの説や遺跡が発掘されている。その詳細については後ほど）。 秦の人民の目には、東のちっぽけな離れ小島の、文明と呼べるものは何も無いへき地と映ったに違いない。 政治・経済・教育・科学・医学・思想等、あらゆる事物が最終的に求めるものとは、「不老不死の妙薬」に行きつくはずであり、べきである。 この未開の地・日本に、この人類が求めてやまない「不老不死の妙薬」なんかあるのだろうか？ 日本という国は一体何なのか？
前へ 次へ
しんぐうネットTOP